タイムシェアとは
タイムシェアとはどんなものなのでしょうか?
ここでは、タイムシェアの基本的な仕組みについて「権利形態」「経済性」「部屋・施設」「使い勝手(汎用性)」の主に4つのポイントについてご説明いたします。
権利形態
コンドミニアム(日本でいうリゾートマンション)タイプの1部屋の所有権を52口(1年を52週:365日÷7日≒52.14)に分割し、1週間単位を1口として小口分譲された所有権を購入する権利形態です。小口分譲とはいえ州に不動産登記がなされるため資産の保全という面で安心です。この権利はお子様に相続、あるいは第三者に譲渡することも可能です。
また、利用については、購入したシーズンの特定の週を固定(指定)し、その週は毎年必ず予約保証される固定(フィックス)タイプと、週を固定しない(フロート)タイプがあります。固定(フィックス)タイプの方が購入価格は高めです。
経済性
仮にハワイのコンドミニアムを所有しようと考えたとき、ロケーションと建物や部屋の状態が良好な2ベットルームが、概算で物件代金が約$500,000、年間管理費も約$12,000と高額です。年に1~2回、総滞在期間も2週間程度であれば、利用する分だけ費用を負担するシステムのタイムシェアの方が経済的です。
部屋・施設
お部屋のタイプは1~2LDK(1~2ベッドルーム)が中心で面積も60㎡~100㎡超と広く、家族やグループでもゆったりと滞在できます。お部屋にはキッチン(オーブン、レンジ付)、食器・什器、洗濯乾燥機、DVDプレーヤーなどが備わっているので長期滞在も可能です。特にパックツアーによるホテル滞在との違いは、お部屋で自炊が可能であるという点です。例えば「朝食は部屋で簡単に済ます。」等、滞在中の食事メニューと、食べる時間が自由に組み立てられるのも魅力です。
また、大手ホテルチェーンが運営するクラブでは、内装・家具・調度品等が高級志向のためお部屋のグレードが高く、プール、レストラン、ジム、ショップ等の施設や体験型アクティビティ、イベントも豊富なので充実した滞在期間を過ごせます。
使い勝手(汎用性)
オーナー(会員)には毎年、購入したタイムシェアリゾートのランク(シーズンや部屋タイプ・眺望等により異なる)に準じたポイントが発行されます。そのポイントは、通常選んだシーズンの期間内において、選んだタイプの部屋に1週間泊まるためのポイントです。 また、保有ポイントを使って他の施設等との交換利用が可能です。
下記にいくつかの例をあげます。
- 同じ施設の違うシーズン、あるいは違うグレードの部屋の利用。
- 同じクラブに属する他施設の利用。
- RCI等、リゾート交換会社を通じて世界に広がる加盟施設の利用。
- 大手ホテルチェーンのクラブでは運営している系列ホテルの利用。
まとめ
以上がタイムシェアリゾートの基本的な仕組みです。
実際には、交換の内容やルール等、利用方法は各々のタイムシェアリゾートにより若干が異なります。ご購入前に一度確認されることをおすすめいたします。